「心電図が読めるようになりたい!」って思ったら、まず“正常”を知らないと“異常”は見えてきません。
今日は、心拍数の見方を中心に「正常心電図」のポイントを一緒におさらいしていきましょう!
心電図講師
けいた
心拍数って、RR間隔から計算するんでしたよね?
でもいつも計算がややこしくて…。
新人看護師
りさ
うんうん、慣れるまではちょっと面倒に感じるかもしれません。
でもコツを押さえれば簡単!
今日はその「コツ」と「数字」をしっかり押さえましょう。
じゃあ、まずは結論からいきますね!
💡**「心拍数=300 ÷ RR間隔の“太いマスの数”」で簡単にわかります!**
たとえば、R波とR波の間に太いマスが5つ分あったら…
→ 300 ÷ 5 = 60回/分って感じです!
えっ!そんな簡単な方法があるんですか?
そうなんです!
これを覚えておくだけで超便利です。
じゃあ、なんで300で割ると心拍数がわかるのか、ちゃんと理由も知っておきましょう。
心電図の紙って、1秒間に25ミリ進むって決まってるんです。そして、背景には「マス目」があるんですが、
小さいマス(1mm)=0.04秒
太い線のマス(5mm)=0.2秒
って時間を表してるんです。
なるほど…じゃあ、1分間(60秒)だとどうなるんだ!?
そうですよね!
1分間(60秒)だとどうなるか気になりますよね!
これはですね、
1分間だと、25mm × 60秒 = 1500mm分の紙が流れてるってことになります。
そして、その1500mmを「太いマス(=5mm)」で割ると…
→ 1500 ÷ 5 = 300マス分
つまり、1分間に太いマスが300個あるってことなんです!
ちょっとわかりにくいんですけど、
要するにR波と次のR波の間に太いマスが何個あるかを数えて、**300を割れば「1分間に何回拍動しているか=心拍数」が出る!**ってわけです。
現場では、R波をパッと見て「太いマスいくつ分あるかな〜」って数えて、300を割るだけ! それだけで心拍数の目安がわかるんです✨
慣れたらすぐにできるようになりますよ!
では、最後に本日のまとめです!
心電図の記録紙は「25mmで1秒進む」=1分で1500mm進む
太いマスは5mmごと → 1分で 300マス分ある
だから「300 ÷ RR間隔(太マスの数)」で心拍数が計算できる
心電図は「なぜそうなるのか」がわかると、覚えるのがぐっとラクになります。
300で割る理由も、背景を知ると納得できましたよね!
こういう“ちょっとしたコツ”を積み重ねながら、着実に読めるようになっていきましょう!
はいっ!今日の話、少し難しかったですが復習して完璧に覚えようと思います!
ただの“覚え方”じゃなくて、理由がわかると思い出しやすさも違いますよね。
心電図、少しずつ読めるようになる気がしてきました。
これからも、コツコツ頑張ります!
Copyright © 心電図CAMP