さて、今日は心電図の“中身”に迫っていきます!ズバリ「刺激伝導系」についてです!
心電図講師
けいた
し、しげきでんどうけい…?超苦手なんですよねぇ…
新人看護師
りさ
大丈夫!一緒に「心臓の電気の旅」をイメージしていきましょう!
心臓の動きは電気信号から始まります。そのスタート地点が、右心房の「洞結節(どうけっせつ)」。
ここから電気が「バチッ」と出て、心房がキュッと縮み、血液を心室に送り出します。
これが P波。心臓の拍動の「合図」になる部分です。
あ、P波ってスタートのサインだったんですね!
そうなんです!そして、電気は次に「房室結節(ぼうしつけっせつ)」に向かいます。
この房室結節は、電気信号をわざと少し止める場所。なぜかというと、心房と心室が同時に動いてしまわないようにするためです。
まず心房がしっかり血液を送り出してから、次に心室が受け取る。このタイミングのズレを作っているのが房室結節です。
え!?わざと遅らせてるんですか?
その通り!これがあるおかげで、心房→心室へとスムーズな血液の流れが作られるんですよ。
房室結節を通過した電気は、「ヒス束(ひすそく)」から「右脚・左脚」を通り、「プルキンエ線(ぷるきんえせん)」へと一気に伝わります。
心室のすみずみまで電気が行き渡るこの瞬間が QRS波。心臓が「ドン!」と血液を全身に送り出す、一番大事なタイミングです。
なるほど、これが心電図で一番大きな波なんですね!
まさにそれ!QRS波は心電図の“主役”とも言えるんです。
心臓は動きっぱなしではなく、**“戻る時間”**も必要です。それを表すのが T波。
心室が縮んだあと、「次の拍動に向けて元に戻っている」まさにリセット・充電のタイミング。
心電図では目立たない波ですが、次の収縮を安全に起こすために、とても大事な時間です。
たとえるなら、「息を吸って、吐いて、また次の呼吸に向かう準備」そんなイメージです。
なるほど。心臓の準備時間みたいな感じなんですね!今まで全然意識してませんでした…
そうなんです。T波も「心臓がちゃんと準備できてるか」を教えてくれる大事なサインなんですよ。
洞結節 ┗ 心房を動かしてP波発生
房室結節 ┗ 一時停止してリズム調整
ヒス束 → 右脚・左脚 → プルキンエ線 ┗ 心室を動かしてQRS波発生
T波 ┗ リセット・次の準備完了!
どうかな?ちょっと詰め込みすぎたかも…?
いえいえ、すごくイメージできました!「電気の旅」って考えると、心電図が一気に分かりやすくなりますね!
それは良かった!今回の心電図の講義は以上です。お疲れ様でした!
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