では、先程の続きをやっていきましょう！
脈ありVTと脈なしVTって話でしたよね？
そうですね！
そもそも、脈ありVTと脈なしVTってなんですか？
そうですね、まずはそこから説明していきます！
前回お話ししたVFは覚えていますか？
心室細動．．．？
正解です！
VFはventricular fibrillationの略です。
ventricularは【心室】のことを言っています。
fibrillationは【各筋繊維が無秩序に自発活動をする】ということを意味しているみたいですが、細かく震えるイメージですよね。
つまり【細動】ということです。
心室細動はすんごく細かく震えるんで、血流がいかなくて脈なんてないんですよね。
そんでもって失神しちゃう感じです。
本題に戻るのですが、同じようにVTも脈が触れなくなっちゃう場合があります。
どんな時かと言うと、めっちゃ心拍数の速いタイプのVTだと脈が無くなっちゃうわけなんです。
心拍数が速すぎて血流がうまく伝わらず、脈がないVTを【脈なしVT】と呼んでいます。
逆にそこそこ遅めのVT(遅くても100bpm以上はある)の場合は脈が触れますので、【脈ありVT】です。
この状態は心電図を見ただけではわからないため、実際に患者さんの脈を確認したり、意識を確認することで把握します。
もちろん、意識のなくなってる可能性の高い【脈なしVT】の方が危険です。
脈なしVTの対処法はVFの時と同様です。
人を呼ぶ、胸骨圧迫、バックバルブマスク、そして、除細動ですよね？
その通りです！いいですね！
脈ありVTについても教えて下さい！
脈ありVTの場合は胸骨圧迫や除細動は行いません。
呼吸がない場合はバックバルブマスクを使うそうです。
実際に僕はやった事がありませんので、参考書で必ず確認しておいて下さい。
ちなみに、VFや脈なしVTの場合は人が集まり次第、ライン確保やアドレナリンの静注などもある様ですので、そこについてもしっかり参考書を読んでおくといいと思います。
しっかり勉強しておきます！！
おお素晴らしいですね。
ちなみに、VFの略をやったのでついでにVTについても説明します。
VTはどっちも、りささんが知っている単語なのではないでしょうかね？
え？本当ですか？
Vはたしかにさっき出てきたら、あ、ventricularで心室のことですね！
Tはわかりません！
そうです。
Vはventricularで心室を意味します。
Tはタキるで有名なTachycardiaです。
タキるは頻拍のことを言いますので、Tachycardiaは頻拍を意味します。
ventricular TachycardiaでVT、心室頻拍ということになります。
それでは今日はここまでです。
ありがとうございましてぇぇぇええいや！！！
あ、壊れちゃった