
それでは、今日もやっていきましょう!

よろしくお願いします
PQ延長なし
QRS延長なし
ST ok
T波の形もふつう、QTも延長なし
R-R間隔は
ん?なんか早いのがある?
HRは80-90くらい?
今回はR-Rを追ってる時に気付けるといいですね!
この波形は結構知ってる方も多いのではないでしょうか!
答えは
上室性期外収縮
〈supraventricular premature contraction;SVPC〉
PACなんて言うことが多いのではないでしょうか。
実際にはSVPCは上室性のことを言っていて、PACは心房性のことです。
上室性と心房性は若干違う意味なのですが、とりあえずほぼ同じと考えてOKです。
病院でもみんなPACって言ってると思うんで、まぁそれでOKです。違いは今度説明します。
ちょっと言葉を分解します。
上室
→心房
期外収縮
→本来よりも早いタイミングで出現する
つまり、心房内で発生する期外収縮を上室性期外収縮と呼んでいます。
心房から発生した電気刺激はP波として心電図に反映されますよね?
わからない方は↓を見ておきましょう!
本来よりも早いタイミングで心房から刺激が発生したらどうなるかと言うと、いつもより早いタイミングでP波が見えるはずなんです。↓
このP波は心房のいつも出ている洞結節とは違う場所から出てるので、ちょっと違う形になっていることが多いです。
その後は刺激伝導系をいつも通りに通っていくので、心室はいつもとおなじ形のQRS波の形になります。↓
その後はまた同じペースのR-Rに戻っているので洞結節からの刺激に戻ったって言う感じです!

今回はこのくらいで終わりにしましょう!
今後も期外収縮は出てくるので、今回のことを覚えておくと次回も理解しやすくなると思います!