
それでは、刺激伝導系の続きをやっていきましょう!

よろしくお願いします
動画で刺激伝導系の洞結節と房室結節は理解できましたでしょうか?
一回全体の刺激伝導系を見てもらいましょう。
こんな感じの流れになっています。
どうしても覚えられない人向けのゴロもあります。
僕も昔は使ってました!!
洞結節から電気的興奮が始まり、房室結節に辿り着くと一回血液を貯めるための時間があります。
ようするに房室結節につくと、伝導する速度は遅くなるということですね
その後は、【ヒス束】という電線のような束を通って心房から心室にら繋がります。
心房・心室間の興奮は、房室結節→ヒス束を通過するルートのみで、唯一の伝導経路です

あ、なるほど、
房室ブロックってだから起きるんですね!

お、房室ブロックをよく知っていましたね。
その通りで、房室ブロックはこの房室結節からヒス束の間で起きます。
唯一無二の電気道路がぶっ壊れたら通れませんもんね。
房室結節は、心房の電気的興奮を溜め込んでから遅らせて、ヒス束を通ってそれを心室に伝導します。
心房と心室を繋ぎ合わせる役ですが、ここを「房室接合部」なんて呼んだりしています。
次にヒス束から心室に向かっていった電気的興奮は、その後二つに分岐します。
左右に枝分かれするのですが、これが右脚・左脚と呼ばれています。
その後はプルキンエ繊維と呼ばれている、心室の内壁を薄い層となって網の目状に覆っている伝導路へと繋がります。
ヒス束からプルキンエ繊維までは心室内の高速道路とか言われたりするんで伝導速度がきわめて速く、効率良く短時間で心臓を収縮することができます。
ヒス束からの電気的興奮は中隔側(真ん中の方)から正しい順序で心尖部を通り外側に向かってぐるーっと回り込み、末梢のプルキンエ線維で心筋内を隅々まで収縮させます。
この流れでうまーく、心室全体を収縮させることができるのです。
例えば、使い終わりそうな歯磨き粉のチューブって、上からギュー絞らないと出しきれないじゃないですか?
心臓も同じで、血液をしっかり絞り出すために、右脚、左脚、プルキンエ繊維を通って、上からギューっと収縮する様になってるわけですね!

私、めんどくさいから、歯磨き粉あんまり最後まで使わないんですよね。

いや、それはちょっとうるさいかもです。
ちょっとむずいこと言うんですけど、心筋は【特殊心筋】と【固有心筋】っていうのに分かれています。

はい、もう分かりません。

いや、ちょっとまって笑
特殊心筋っていうのが、今回説明していた刺激伝導系です。
特殊心筋っていうのは、実は心臓を収縮させているわけではなくて、「収縮させるぞー」っていう指令をする役です。
固有心筋っていうのは作業心筋とも呼ばれていて、ポンプの役割をしている心臓収縮させる筋肉です!
つまり、刺激伝導系から指令が出て、固有心筋に次々と伝わっていき心臓を収縮させているということです。

じゃあ今日はここまで!!

よっしゃーーーーーーー!!!!

喜びすぎじゃない??