臨床検査技師に向いてない人の特徴8選!
カリスマ検査技師K

こんにちは!
病院で働く現役の臨床検査技師『けいた』と申します。

今回は、実際に僕が病院で働いてみて感じた、検査技師に向いていない人についてまとめてみました。
正直な話、僕自身も「あ、臨床検査技師向いてないかも」って思うことあるんですよね。
どんだけ仕事のできる検査技師も、一度は経験したことがあるんじゃないかと思っています。
ですのでこれを読んで、私絶対向いてないじゃんとは思わないでください。
努力次第で変えられる部分はありますので。
それでは、詳しくお話していきますね。

臨床検査技師に向かない人

結構きつい言葉で書いていますが、実際に検査技師として働いている人の中にも今回の特徴に当てはまる人も多くいると思います。
いくつか書いていますがもちろん自分の努力次第で変えられる場合がほとんどですので、自分が当てはまっているからと言って臨床検査技師を目指すのをやめたり、病院で働くのやめる必要はないです。
また、今回の記事はある程度の規模の病院(100床以上)で働く臨床検査技師についての記事となっています。
検査センターや検診センター、業者などの検査技師の場合には当てはまらない部分があると思いますのでご了承ください。

カリケン 真顔

もし当てはまってても、「あーそなのね」くらいの感覚で読んでください!

患者さんに関わりたい人

医療従事者として患者さんに直接関わって、治療の経過などを身近で感じていきたいと考えている方は臨床検査技師になるべきではありません。
まだ学生の方であり、そのように考えている方がいるのであれば、医師や看護師になることを圧倒的におすすめします。
私は一年間、検体検査の分野で仕事をしたことがありますが、その一年間はほぼ患者さんと接する機会はありませんでした。
病院で働いているにもかかわらず、1か月に1度ほどの採血業務が唯一患者さんと関われる機会だったと思います。
もちろん、検査の分野によっては患者さんと関りを持つことができる分野はあります。
例えば生理検査の分野です。
生理検査は検体検査とは違い、直接患者さんと関わりながら検査を進めていく部署になっています。
しかしながら、次回その患者さんを検査するのが自分であるかどうかはわかりませんので、患者さんの今後の経過などをずっと追っていくことは難しいと思います。
そのため、やはり患者さんを身近に感じながら仕事していきたいと考える方は、看護師などをおすすめします。

カリケン 真顔

僕は働いてみてもう少し患者さんと関わりたいなと思って、生理機能がメインの病院に転職しました。

電話対応の苦手な人

病院で働いたことのない人は想像しにくいと思いますが、病院では基本的に他部署との電話対応がかなり多いです。
例えば、検体不良に関してのとり直しの依頼や、検査結果による異常値の報告、オーダーされている検体が届いていない場合など、一日に何度も電話対応があります。
これは臨床検査技師に限った話ではないですが、電話対応が苦手な人は多くの挫折を味わいますし、検査技師に向いていないと感じてしまいます。
電話口は医師や看護師などあらゆる部署からの電話の対応があるでしょう。
正直な話、私も電話対応が得意なほうではないので、相手が目上の方であると緊張してしまい言葉選びに時間がかかってしまい、たどたどしくなってしまうことがあります。
そのため、なるべく頭の中で短い文章にまとめて、わかりやすい言葉で、はっきりした言葉を意識して話しています。
病院に就職する前に電話対応があるアルバイトなどを経験していると、少しはましにはなると思います。
そのほかにも、周りの対応を聞いて話し方を盗むことや、数をこなすことで、どのような部分に注意すればよいかも分かってくるので、積極的に電話対応を心がけると良いと思います。

カリケン 泣き

始めは噛みまくって大変でした笑慣れもあるんだと思います!

責任感のない人

正直この部分はどんな職業にも共通していることではありますが、責任感のない人は臨床検査技師には向いていないでしょう。
患者さんの命が掛かっている大変重要な仕事です。
こんなもんでいいかと根拠のない検査結果を提出しているようでは、医師にも信用されず、また患者さんを危険な目に合わせてしまうかもしれません。
脅すようなことを言ってしまい申し訳ございませんが、医療人として一つ一つの業務に責任をもって働くことのできる人に臨床検査技師をやってもらいたいです。

集中力のない人

病院では一つのミスが、重大なインシデントやアクシデントにつながる恐れがあります。
単調な仕事が続くこともありますが、ふと違うことを考えてしまう人や、仕事中常に「面倒くさい」とか「だるい」と考えて仕事してしまう人には向いていない仕事です。
確かに人間は一日中集中し続けることは不可能ですが、集中する時間と休憩のメリハリをつけることでミスなく仕事をこなしていくことは可能です。
自分が医療人としての自覚をもって集中して働くことができる人にこそ、臨床検査技師の仕事を選んでほしいと思っています。

カリケン 真顔

これは、仕事のミスをしないためにも最も重要なことだと思います!

勉強などの向上心のない人

これは臨床検査技師だけでなく医療で働いている多くの方が言われることだと思いますが、私たち医療人は医療が進歩し続ける限り、一生勉強をしなくてはならない職種です。
国家試験合格を目指して学生時代にもかなりの時間を勉強に費やしますが、国家試験に合格、就職することがゴールではありません。
実際に働いてみると多くの疑問が生まれ、それを更に勉強して学んで行くことに本当の面白さがあり、そして良質な医療の提供にも繋がってくると思います。
自分が行っている業務を「理解して検査している」のか、それとも「全く理解してないが、検査だけやっている」のかでは、雲泥の差があり、患者さんへ信用できる医療を提供できていないと言って良いでしょう。。
後者のように全く理解してないけど検査だけはしている様な人には、臨床検査技師として働いてほしくはありません。
この検査にはどんな意味があって、それによって何がわかるのか、そして結果から何が考えられるのか、これらをしっかりと理解して業務を行うことで、患者さんにとってより良い検査を進めていくことができるのではないでしょうか。

緊急時などの対応ができない人

実際に医療現場で働いてみると感じるのですが、患者さんとのトラブルや機械トラブル、伝達がうまくできていなかったなど様々な状況において、緊急で対応が必要な場面がみられます。
このような状況においてパニックになってしまう人や、頭が働かなくなり何もできなくなってしまう人などには向いていないかもしれません。
トラブルがあった場合は、すぐに考えて行動を起こして、その状況を最小限の形におさめなくてはなりません。
始めはうまくいかないかもしれませんが、先輩や周りの対応を見て覚えていく必要があるでしょう。
また、救急患者や患者の急変などにおいても輸血など至急の検査があります。
どんな場面でも落ち着いて、なおかつ素早く検査を進めなければなりませんので、日ごろからそのような場面をイメージして働くことも大切です。

カリケン 笑顔

機器トラブルが起こってしまった際は、先輩技師の行動をしっかりとみて次回に生かす様にしていました。

コミュニケーションが取れない人

臨床検査技師は検査だけやっているから、ほとんど話をすることはないというイメージを持っている人が多いですがこれは間違ったイメージです。
先ほどもお話した電話対応は頻繁にありますので、これだけでもコミュニケーションは重要な能力となります。
他にも業務中においても検査技師同士での伝達は多くありますし、意思疎通がしっかりできないとその後の検査に影響が起きる可能性は十分にあります。
伝達ミスによる、検査間違いというのをよく耳にします。
このようなことを防ぐためには、お互いがコミュニケーションをとって細部までしっかりと伝えなくてはなりません。
上記のような理由から、病院で働く検査技師にはコミュニケーション能力も求められているのです。

単純作業が嫌いな人

検査自体は結構単純作業であることが臨床検査技師としての特徴かもしれません。
生理検査は患者さんに対して直接検査していく形になりますので、比較的に単純作業と感じることは少ないかもしれません。
しかし、医療の進歩により検体検査はほとんど機械を使った作業となっていますので、採取された検体を測定して医師に結果を送るという単純作業となってしまう傾向にあるかもしれません。
病院で配属された部署での業務は、一日同じ検査を繰り返すことになるため、単純作業の苦手な方には検査技師は向かないです。
しかしながらその中でも日々探求心をもって働き、疑問に思った部分は調べることで単純な作業の中でも自分を成長させていくことができます

カリケン どや顔

「検査結果からどんなことが考えらるか」これを常に行うことで自分自身を成長させることができるのです!

まとめ

いかがだったでしょうか。
もしかしたら、自分結構当てはまってるかもと思った方もいるかもしれません。
ですが、安心してください。ほとんどが自分の努力で改善することができます。
日頃から習慣化することで改善できる項目もあるので、検査技師をやめたくなってしまった人は早まらないでください笑
そして、病院に就職した際はこの記事の内容を思い出してもらい、業務上のミスなどを最大限少なくして、活躍できる検査技師になって下さいね。