【臨床検査技師】学年最下位が3ヶ月で国家試験に合格した勉強法
カリスマ検査技師K

こんにちは!
病院で働く現役の臨床検査技師『けいた』と申します。

この記事の注意点

あらかじめ説明させていただきますが、今回私がこの記事にまとめた内容は国家試験で高得点を採る方法ではございません。
あくまでも、国家試験までに時間の無い方が国家試験に合格するためだけの方法です。
しかしながら、勉強の苦手な方や勉強しても点数の伸びない方にとっては有意義な方法であると思いますので該当される方は、是非参考にしてみて下さい。

三カ月で学年ワースト5から学年トップ10位

まず私の学生時代の話をさせて下さい。
私は大学4年の8月に学年で行う模試にて「学年ワースト5位」という結果を叩き出しました。
タイトルに「最下位」って書いたのはちょっと盛ってます。すみません。
あまりにも大学生活を満喫し過ぎてしまったためか、勉強をろくにしていなかったんですね。
すぐに大学の教授から呼び出しを受けて、「勉強しろ卒業できないぞ」としっかり怒られました。
ここから私は猛勉強をする訳なのですが、なんと3ヶ月後の11月の模試でそこそこの点数を取り、学年トップ10位という快挙を成し遂げました。
ちなみにこの時点で国家試験は余裕の合格判定でした。
「学年ワースト5位」から「学年トップ10位」な訳ですから、周りの先生や友達はみんなはビビっていました。何があったのかと。
正直自分が一番ビビっていた気がします笑
それでは、私が実際に行っていた勉強方法についてお話していますね。

最短で伸びる国家試験の勉強方法

私が検査技師の国家試験直前に行っていた勉強方法をまとめてみました。
私にとっては最速で勉強の成果を出せた方法ですので、参考にしていただけたら幸いです。

国家試験対策本を解きまくる


臨床検査技師国家試験問題集 /医歯薬出版/日本臨床検査学教育協議会

私は過去問ではなくこちらの本をひたすらやり込みました。
この問題は国家試験の過去問ではなく、国家試験に出題されるであろう傾向問題をまとめている本です。
私の勉強法はこちらの本を3ヶ月間ひたすら友達とやりまくるという方法です。
もちろん問題を解くだけではなく、問題の答え以外の選択肢に対しても一つ一つ「なぜ答えにならないのか」という理由が答えられる様にします。
問題だけ解いて答えを暗記するだけでは、絶対合格できませんのでその点はしっかり抑えておきましょう。

忘れやすい部分だけをノートにまとめる

とにかく私には時間がなかったので、文字を書くという行為はほとんどしませんでした。
そのため勉強をしていて「絶対にこれは忘れるかもしれない」という部分や、覚えにくい問題だけをノートに記載していました。
自分が思い出したい部分の単語だけなどを書いているだけですので、他の人が私のノートを読んでも「なんだよこれ、理解できないわ!!」という様な感じになります。
そのノートは1週間ごとに読み返して長期の記憶に定着できる様に、覚えるまで繰り返して読んで、思い出すということを続けていました。
国家試験の直前にこのノートを読み返して、忘れかけていた部分が実際に問題に出てきたのを今でも覚えています。
正直、これは時間が無い人のための丸暗記方法ですので、実際に国家試験間近の人だけが真似することをオススメします。
時間のある方は丁寧にノートへまとめて、人が読んでもわかる様な分かりやすいノート作りをした方が良いと思います。

友達と勉強する

私が猛勉強した3ヶ月間は実は、ほとんど友達と一緒に勉強をしていました。
この3ヶ月間友達と一緒に勉強することで、一人で勉強するよりも何倍も自分の力を伸ばすことが出来たと思っています。
実を言いますと、今回の記事で私が最も伝えたい勉強法だったりします。
それでは、友達と勉強することで感じたいくつかのメリットをまとめていきますね。

勉強への意欲が維持できる

まず、勉強の意欲が維持できます。
ひとりで勉強しているやる気が出なかったり、集中力の継続が難しかったりすることがあります。
しかしながら、「臨床検査技師の国家試験に合格」するという目的を持った友達同士で集まることで「勉強をしなければならない」という雰囲気が出来ます。
同じ環境で勉強している友達を見ることで、自分も勉強しなければならないという気持ちにしてくれるのです。
また、一人でいるとスマホやゲーム、テレビなどの誘惑に負けてしまうことがあります。
友達と勉強している最中にスマホをいじったりすると「友達は勉強しているのに自分だけできていない」罪悪感が生まれるため、それらの誘惑に妨害されることなく、勉強をし続けることが出来ます。
このように、勉強するという目的を持ったうえで友達と集まれば、モチベーションを維持しやすくなるのです。

カリケン 真顔

友達と話しながらやっていると、「勉強に疲れた」いう感覚になりにくいです

友達に教えることでアウトプットすることができる

友達と勉強することで、ひとりで勉強するときよりアウトプットする機会を大幅に増やすことが出来ます。
勉強では、インプットをした後にアウトプットをすることによって覚えた知識をしっかりと身に付け、理解度を高めることが欠かせません。
友達に質問された時にそれを説明するだけでアウトプットしていることになります。
聞かれた質問が分からなくても大丈夫です。
その場合は友達と一緒に調べ直せばいいですし、これもまた勉強になりますので。
インプットで得た知識を自分のなかでわかりやすく組み立てなおす作業は、脳の活性化に役立つのです。

友達に質問ができる

勉強をしていると必ず分からない問題や疑問が生まれてくると思います。
そんな時に一人で勉強しているとその問題を考え込んでしまい、次に進めなくなってしまうことがあるかもしれません。
友達にすぐ聞ける環境は精神的にも安定しますし、その友達が知っていたら教科書などで調べる時間を短縮することが出来ます。
また、友達も分からなければ一緒に調べてもらえば、お互いに成長してWinWinな関係を作れます。

まとめ

冒頭でもお話しておりますが、国家試験を合格するためだけの方法ですので高得点を狙うことはできません。
高得点を取るには教科書に書かれている内容を一つ一つ理解している必要があります。
そのためには大学や専門への入学当初から、しっかりと基礎を固めておく必要があるため、十分な勉強時間が必要です。
今回は国家試験までに時間の無い方が、国家試験に合格するためだけの方法についてご紹介しました。
上記の様な方は私の紹介する三つの勉強方法を試してみてはいかがでしょうか。
国家試験傾向問題を友達と一緒に解きまくり、忘れやすい部分だけノートにまとめるという超シンプルな方法です。
この記事を読んでいただきありがとうございました。
是非とも急速に国家試験合格得点にたどり着ける様に頑張ってみて下さい。